企業倫理またはコンプライアンス ~事例とその必要性を考える~
Creating ethical cultures in business: Brooke Deterline at TEDxPresidio
企業倫理についてみなさんは考えたことがあるだろうか?まず、そもそも企業に対してみなさんはどのようなイメージを持っているだろうか?私は少なくとも大学1年生の頃は「企業は利益を出さなければいけない、そのためにはきれいごとだけではいけないんだろうなあ」と思っていました。この考え方が私の将来を考えるうえでちょっとした障害になっていたかもしれません。
企業はお金がなきゃやってけない、そのために汚いこともやっている会社もあるに違いない。と思われる方も多いでしょう。実際に過去を振り返れば、企業倫理に背き世間を失望させた企業は多く存在しました。そのため私たちの企業に対するイメージはあまりよくないのかもしれませんね。
日本ではコンプライアンス(企業の法的遵守)として企業倫理・CSR(企業の社会的責任)をひとくくりとして見ることが多いです。では過去の比較的な有名な事例を見ていきましょう。
・東芝グループ(不適切会計)
・東洋ゴム(性能偽装)
・旭化成建材(工事偽装)
この他、2015年のコンプライアンス違反倒産は289件で過去最高の件数となりました。
また、動画の彼女も実際仕事をしていた際に、彼女のCEOがコンプライアンスに反する行動をとっていたことに気づいたようです。ミーティングを開いたところ、現状を変えようと動いた職員はいなかったそうです。
ビジネスに対する負のイメージはこのようなニュースからきているのかもしれません。しかしながら、これからの世代を担う私たちはこういった現状を変えなければいけません。今、どんなに経営状態がよくても、将来上記の会社のようにコンプライアンス反し、倒産する会社は存在しうるかもしれません。
最後に私の意見を述べるとするならば、「企業倫理」これこそが企業にとって最も大切なものであり、今後必要性が増していくものだと予想しています。素晴らしい企業理念を持ち、正しい企業倫理を持ち合わせた会社の商品・サービスを消費者は喜んで受け入れるでしょう。何故ならば、消費者はより価値のある商品・サービスのためにお金を支払います。また、ビジネスによって何か課題を解決できることもあります。
現在学生の私にはビジネス感覚があまりなく、利益を上げる大変さもわかっていないかもしれません。ただ、過去の事例から将来を考えることはできます。将来は企業倫理を大切にできる社会人を目指します。