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海外事情や会社経営に関するブログです。

地球が抱える問題(将来的予想)

 私は英語のリスニングの勉強も兼ねてyoutubeで英語の動画をよく視聴するのですが、こないだ興味深い動画を見ました。

 

 地球が将来的に絶対にぶつかる5つの問題です。おそらく、皆さんの多くが一度は聞いたことのある問題だと思います。

 

1、地球温暖化

2、人口爆発

3、感染症

4、AI

5、太陽爆発

 

 5に関して、太陽の爆発は50億年ごと予想されているのでひとまず置いときましょう。

 

その他、4点に関して、これらの問題は互いに関連しあっているとも考えられますが、ここでは別々にとらえて考えていきます。

 

 今日はひとまず地球温暖化、それに伴う生態系の乱れによって引き起こされる絶滅危惧種の問題にフォーカスして考えていきます。私は大学で経済学を学んでいますが、環境経済学という科目を履修しています。環境問題って現在の資本主義経済で解決するのが難しいんですね。何故なら企業にとって一番大事なことは利益を出すことだからなんですね。利益を出すことが最優先事項、これがビジネスをよく知らない学生の僕からすると悲しいですね。

 この問題を解決するために、現在世界では定期的に大きな会議が行われていますね。有名どころを挙げるとすれば、日本では京都議定書、近年においてはフランスでパリ条約が採択されましたね。今後各国が削減目標を提出するところに注目したいです。

 

 その前に、今までの簡単な歴史の流れを振り返ってみましょう。産業革命はイギリスから始まり、ヨーロッパ、アメリカへと広がりました。その後日本にも高度経済成長期が始まり、各国はそれぞれの地域で経済成長・人々の生活の豊かさの代償として環境にまで手が回りませんでした。その結果現在では地球温暖化という環境問題に世界各国が悩まされています。

 また、これに対し発展途上国は先進国がこれまで環境汚染を行ってきたのだから、少しぐらいは見逃してくれという考えで対立しており基本的には途上国VS先進国の構図が環境問題にはありました。途上国で主要な排出国は中国、インド、メキシコが中心ですが特に一番の排出国である中国は今まで具体的な削減目標を明確にしてきませんでした。

 

 私が何故このような世界的な同意を例に挙げる理由は環境問題は国一国の問題ではなく、地球全体の問題だからです。いくら一国が頑張ったとしても、他の国がバンバン汚染物質を排出すれば、結果として地球全体が汚染します。最近のPM2.5問題が分かりやすい例でしょう。日本人が他国のせいで影響を受けましたね。

 ここで一つ、アメリカの環境保護主義者であるアルド・レオポルドの有名な言葉を引用させていただきます。

“We abuse land because we see it as a commodity belonging to us. When we see land as a community to which we belong, we may begin to use it with love and respect.”

和訳:私たちは土地を乱用する、なぜなら私たちはそれを私たちに属している産物として見るからだ。私たちが私たちに属しているコミュニティーとして土地を見るとき、私たちはそれを愛と尊厳とともに使い始めるかもしれない。

 この言葉からわかるように、やはり資源の使い方を考え直さないといけないときがいずれ訪れるでしょう。それがCOP21で中国とアメリカが参加するきっかけになったのかもしれませんね?

 これに一つ加えて、環境問題は決定的に未来の世代へのつけです。これを顧みず、生きてしまうことがどれだけいけないことか考えながら今後生きていきたいですね。